パソコンは精密機器なので、高温多湿に弱いといわれています。そして、そんなパソコンが一番壊れやすい・トラブルを起こしやすいのが6・7月です。
ではなぜ1年の内で6・7月が、一番パソコンの壊れやすい季節なのでしょうか。
その理由を解説します。
パソコンは高温多湿に弱い
もう、ご存知でしょうがパソコンは精密機器の塊です。そして、その精密機器が一番嫌うのが高温と湿気です。
ファンに埃が付いている場合
パソコンの稼動中は、CPUが特に熱くなりパソコン本体内の温度を上昇させてしまいます。そこで、その熱を上手く排熱するために、ケースファン等が取り付けられています。
そのケースファンも長く使っていると埃がついてきて、効率良く排熱する事ができなくなってきます。また、ファンの軸に埃が付いてくると、ファン自体も回転しにくくなり最悪、パソコンケース内の排熱事態が行えない状態になってきます。
また、CPUに負荷が掛かる作業をしていると、CPUの温度はどんどん上昇しますが、CPUファンがCPUの熱を上手く冷やしてくれますが、CPUファンに埃などが付着しすぎると、ファン自体が回らなくなってしまう事があります。
このように上手くCPUファンがCPUの熱を逃がせないようになると、パソコンを操作している途中にマザーボード(基盤)がCPUを守るために電源を切ってしまう事があります。
また、ファンについた埃などが湿気を帯びてショートしたりする原因にもなり、最悪はパソコン自体から発火する現象を引き起こす事にもなります。
そこで、特にこの季節にはファンに付いた埃をエアーダスターなどで取ってあげるだけでも排熱するためには効果的です。
また、パソコンのケースファンなどは後から交換する事も出来ます。
静音タイプのケースファンなども販売されているので、長年使用しているなら交換するのも日一つの手です。
部屋の湿度が高い場合
特に梅雨時の部屋の湿度が高い場合もパソコンは非常に壊れやすくなります。先程も書きましたが、精密機器の塊なので湿気をとても嫌います。マザーボード(基盤)などには、いくつものICチップなどが埋め込まれています。
特に長年使われたパソコンのマザーボード(基盤)などには、埃が付着しています。
それが原因でパソコンの電源が入らないなどのトラブルを発生させます。特に企業などでも、7月後半から8月にかけてはエアコンを使う事が多いですが、6月から7月の前半頃は節電・節約のためにエアコン使用を控えているケースが目立ちます。
実際に壊れてからあたふたするよりも、保険的な意味で6月からエアコン等を使って部屋の除湿を行った方が、パソコンが壊れてしまった後のコストなどを考えると効率的です。
まとめ
なぜ、特に気温が高い8月よりも、6・7月がの方がパソコンのトラブルが多いのか。理由は簡単でエアコン利用をするのを控えている場合が多く、部屋の湿度が高い場合が多いからです。
あまりにも身近になったパソコンは、精密機器なので高温・多湿には非常に弱いです。どうしてもエアコンを使う事がまだ出来ない場合は、ファンの部分の埃を取ってあげるだけでもパソコン本体を冷却する上でも効果的です。
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