2019年8月29日、朝方からインターネットプロバイダのOCNで、日本全国で大規模なネットワーク障害が発生しました。ネットワーク障害が起きた事で、インターネットに接続出来ても遅延が発生して仕事にも大きな影響を与えています。
このネットワーク障害はOCNだけでは無く、KDDIでもネットワーク障害が発生していて、複数のプロバイダでネットワーク障害が同時に発生すると、さらに大きな影響を受けてしまいます。
たしかに、最近ではクラウドサービスが普及しているので、業務上でクラウドサービスを使用している場合には、ネットワーク障害が起きると仕事に大きな影響が出るのも分かります。
そこで、今回のネットワーク障害で、今後の事について考えてみました。
OCNのネットワーク障害は何が原因だったのか
OCNのネットワーク障害が発生している状態のマップで、西日本・東日本全体で大規模なネットワーク障害が発生しているのが分かります。
このOCNのネットワーク障害が発生した原因は、OCNは「Windowsアップデートによるもの」とアナウンスしています。最近、Windows10のメジャーアップデート(1903)が、強制ダウンロードされるようになり、回線が混雑状態になったからとか。
主たる原因は、確かにそれかもしれませんが、他に前日の西日本の大雨による機器の故障やiOSアップデート、人気アプリのサービス開始なども重なり、今回のネットワーク障害が発生したとの声もあります。
ネットワークの速度が下りで1M以下になり、接続自体も不安定な状態になっているみたいです。
先週には、Amazonのサーバーが障害を起こして、そのサービスを利用していたアプリやサイトが軒並みダウンしたり、接続が不安定になった事もありました。
インターネットを利用したクラウドサービスやネットサービスが影響を受ける
ネットワーク障害が起きると、インターネットを利用したクラウドサービスやネットサービスが影響を受ける事は、簡単に想像出来ます。
最近では、インターネットバンキングで資金移動が出来なくなったり、業務管理ソフト(会計・請求・顧客管理など)を利用する事も出来なくなります。官公庁の電子入札が出来なくて困っている方もいました。
また、データを保存しているDropBoxやGoogleドライブ・OneDriveなどのクラウドストレージなどにもアクセス出来なくなる事で、データの編集や閲覧等も出来なくなります。
ネットショップを運営している方は、受注のメールや注文内容の確認などにも影響が出てくるでしょうし、株やFXをしているは1分1秒を争そう場面での注文が出来なく、チャート表示にも遅延が出るのでとんでもない被害が出そうです。
こう考えると、インターネットを利用したサービスはいくらでもあり、自分のパソコン使用環境でネットワーク障害が起きたら、何も仕事が出来ない事になりそうです。
どうしたらネットワーク障害に対するリスクを減らせるのか
自分の場合、インターネットは必須であり、無ければ何も作業が出来ない事が簡単に予想出来ます。そこで、ネットワーク障害がもし起こった場合に備えて、1回線は光回線で使用して予備で、通信速度は劣りますが月額が安い別回線業者を用意してあります。
ネットワーク障害自体、何日間も続く事はありませんが、復旧するのに1日掛かる事はあり得ます。インターネット接続が必須の仕事をしている方は、ネットワーク障害のリスクヘッジのつもりで、もう1回線用意しておくのも考えようによっては有りな選択では。
毎月の費用が1回線分余計に掛かりますが、ネットワーク障害によってインターネットが接続出来ない事による、仕事中断などを考えるとそれでも安いと考えています。
まとめ
2019年8月29日に、全国規模でOCNのネットワーク障害でインターネット速度の遅延等が発生しました。インターネットに依存した業務をしている方などは、1回線だけで運用をしているとこのような障害が発生すると、障害復旧するまで仕事に大きな影響が出ます。
それなら、もう1回線予備で別業者(ISP)を用意しておくのも、考えておくといいですよ。(回線事別な方がより安全ですが)
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