パソコンパーツや周辺機器メーカーとして有名なASUSのゲーミングブランドROGから、テンキーレスゲーミングキーボード「X802 STRIX SCOPE TKL」が2020年7月に発売されました。
ゲーミングキーボードという事で、キー軸はメカニカル仕様でキーボード自体がRGB発光し、Armoury Crate(ソフトウェア)でその発光パターンやプロファイル、マクロを制御できるようになっています。
テンキーレス仕様でコンパクトなゲーミングキーボード「STRIX SCOPE TKL」の日本語配列タイプを購入したので、そのレビューやROG「STRIX SCOPE TKL」の特徴などを解説します。
ASUS ROG「STRIX SCOPE TKL 赤軸」日本語配列ゲーミングキーボード
Cherry MXスイッチ(赤軸) FPS向け クイックトグルスイッチ
今回購入したのは、「ROG Strix Scope TKL」のキー軸にCherry MX RGBを採用した赤軸タイプです。
ROG「STRIX SCOPE TKL 赤軸」日本語配列のスペック
対応OS | Windows10 |
キー配列 | 日本語配列(JP) / 87キー |
テンキー | 無し(テンキーレス) |
接続方式 | 有線 USB2.0 |
大きさ | 幅 35.6cm x 奥行 13.6cm x 高さ 4cm |
重量 | 約 860g |
バックライト機能 | 有り・RGB |
キースイッチ | メカニカル |
キー軸 | Cherry MX RGB 赤軸 キー荷重:45g / リニア |
キーロールオーバー | Nキーロールオーバー |
アンチゴースト機能 | 有り |
マクロ機能 | 有り |
メディアキー | 有り(ファンクションキーとの切替え式) |
オンボードメモリ | 有り |
キーピッチ | 19mm(実測値) |
キートップの大きさ | 12mm(実測値) |
メーカー公式サイト ROG Strix Scope TKL
ROG「STRIX SCOPE TKL 赤軸」日本語配列ゲーミングキーボードの特徴
CHERRY MX社によるROG「STRIX SCOPE TKL」の紹介動画
ROG「STRIX SCOPE TKL 赤軸」日本語配列ゲーミングキーボードのレビュー
ROG「STRIX SCOPE TKL 赤軸」のパッケージ
「X802 ROG Strix Scope TKL」のパッケージは、ASUS ROGブランドカラーのブラックとレッドを基調としたパッケージになっています。
パッケージだけ見ても、かなりカッコイイです。間違い無くこのパッケージだけでも、部屋に飾っておけますよね。
ちなみに、パッケージに写っている「ROG Strix Scope TKL」のキーボードは、英語配列(US)のキーボードですが、中身のキーボードは日本語配列のキーボードですのでご安心を。
「X802 ROG Strix Scope TKL」のパッケージを開封
「X802 ROG Strix Scope TKL」のパッケージを開けると黒い箱が入っているので、その黒い箱を引き出すと写真のようなROGの赤いロゴマークが刻まれた黒い箱が出てきます。
ROGロゴが刻まれた黒い箱を開封
赤いROGロゴが刻まれた黒い箱を開封すると、中には布製の袋に包まれたキーボードが見えてきます。
それなりに高額な部類に入るキーボードなので、こういう特別感があるのはワクワクしてきます。
「X802 ROG Strix Scope TKL」の同梱物
「X802 ROG Strix Scope TKL」に同梱されている物は、下記の通りです。
「X802 ROG Strix Scope TKL」日本語配列キーボードの外観
「X802 ROG Strix Scope TKL」の外観です。
テンキーレス仕様なので、横幅35.6cmと非常にコンパクトな作りとなっています。トッププレートがアルミ製となっているので安っぽい印象は無く、逆に重厚感があります。
実際の重量は約860gと1kgを切る重量なので、持ち運びするさいも苦になる重さではありません。
「ROG Strix Scope TKL」のキーボード詳細アップ
「ROG Strix Scope TKL」の肝心のキー部はマットな質感で、ある程度タイピングするとキートップに指先の皮脂が付いてしまう事も。
キーボードの汚れに神経質な方は、ちょっと気になるかもしれない部分ですね。実際問題としては、定期的にクリーニングしておけば問題無い程度です。
日本語配列のキーボードなので、キートップには英数字記号以外に、一回り小さくひらがなも刻印されています。ひらがら入力の方でも困らないですね。
「ROG Strix Scope TKL」のステルスキーは特長の一つ
通常のキーボードでF12キー部分に、フードを被った人影が刻印されています。これが、「ROG Strix Scope TKL」の特徴であるステルスキーになります。
このステルスキーを押すと、再生されている音声がミュートになり、再生されている動画や映像は一時停止され、画面に開かれているウィンドウは全て最小化されます。
再度、このステルスキーを押すと元に戻ります。最小化されたウィンドウは、元々開いていた場所に開かれ、一時停止された動画や映像は再生され、音声ミュートが解除された状態に。
「ROG Strix Scope TKL」赤軸の打鍵感
「ROG Strix Scope TKL」のキー軸には、Cherry MX社製の赤軸が使われているので、打鍵音はメカニカルキーの中でも静かで、キー荷重も45gと軽いため長時間のPCゲームや長時間のキー入力作業を行う方にはオススメです。
Cherry MX社製の赤軸のアクチュエーションポイント(キーが反応する深さ)は2.0mmなので、軽いキータッチでキー入力出来ます。
さらに、アクチュエーションポイントが赤軸よりも浅い銀軸タイプもあります。
Cherry MXスイッチ(銀軸)FPS向け クイックトグルスイッチ
「ROG Strix Scope TKL」の底面部
「ROG Strix Scope TKL」の底面部分です。
通常使用では見える部分では無いのでこだわる必要は無い部分ですが、「ROG Strix Scope TKL」の底面部分にはROGの大きいロゴと、斜めのスリットによるデザインが施されておりカッコイイです。
キーボードとして使用するには、普段見えない部分ですが。
また、キーボード手前部分にはAURA Syncと同期するLEDが内臓されているので、キーボード手前下部も発光するようになっています。
「ROG Strix Scope TKL」の高さ調節
割と最近のゲーミングキーボードだと、この高さ調節が2段階になっている物もありますが、「ROG Strix Scope TKL」の高さ調節は、足を立てるか寝かすの1段階のみとなっています。
「ROG Strix Scope TKL」の有線接続用USBケーブル
付属してくる有線接続用USBケーブルは、しっかりとしたスリーブケーブルになっていながら、しなやかな作りで折れにも強い印象。
USB Type-A側(USB2.0接続)がパソコンと接続する側で、USB Type-C側が「ROG Strix Scope TKL」に接続するUSB端子になります。
このUSB端子には、さりげなくROGロゴが入っており、また、既に巻き付けてありますがROGのケーブルタイが付属しているのも嬉しい点ですね。
「ROG Strix Scope TKL」をArmoury Crateで制御
ASUSのROG製品を既に使用されているなら、パソコンに既にインストールされている「Armoury Crate」で、キーボードのRGB制御やプロファイル設定、マクロ登録など様々な制御が出来るようになります。
Aura Sync対応機器とRGB発光パターンを「ROG Strix Scope TKL」とも同期させる事も出来るようになります。
パソコン内のRGBとキーボードのRGBが同期して光ると、本当に光の一体感が出るのでいいです。
同期を解除する事で、「ROG Strix Scope TKL」単体でのエフェクトパターンなども調整出来るようになります。
Armoury Crate上で、「ROG Strix Scope TKL」のキー制御の設定変更も出来ます。
「ROG Strix Scope TKL」のマクロ操作も記録出来ます。
「ROG Strix Scope TKL」のRGB発光具合
「ROG Strix Scope TKL」のRGB発光パターンの一部です。
キートップの文字部分も光が透過するタイプなので、キーボード全体が発光して見えます。また、ROGロゴも綺麗に発光しているのが分かるかと。
キーボード手前下側にもLEDが内臓されているので、デスク自体をRGBが照らして非常に綺麗です。
写真を見ると分かるように、LEDの発光具合が非常に綺麗なので、思わず見とれてしまいます。
「ROG Strix Scope TKL」のRGB発光具合ですが、写真のように怪しげな光り方にする事も可能です。
「ROG Strix Scope TKL」の製品レビューで気になる事
コイル鳴きの問題
「ROG Strix Scope TKL」を購入した方のレビューで多い声は、「RGB発光をさせるとコイル鳴きする」「コイル鳴きの音がうるさい」などが多かったです。
しかし、今回実際に「ROG Strix Scope TKL」を購入して、RGB発光させてみましたが「コイル鳴き」はしていません。
これは予想ですが、このコイル鳴きの症状に関しては「初期ロットの不具合だった」のかもしれないです。今回、2021年2月に購入した「ROG Strix Scope TKL」に関しては、コイル鳴き症状は出ていません。
無変換キーが無い点
「ROG Strix Scope TKL」には、無変換キーが無いです。
文字入力時に無変換キーを多用する方には少々不満が出てしまうかもしれませんが、逆に無変換キーをほぼ使わないという方にとっては、「ROG Strix Scope TKL」は最高のキーボードと言えるかもしれません。
PCゲームで無変換キーを使う機会は無いので、「ROG Strix Scope TKL」を使う主目的がPCゲームでの使用ならばまったく問題が無いです。
まとめ:「STRIX SCOPE TKL 赤軸」はテンキーレスでコンパクトなオススメのキーボード
Cherry MXスイッチ(赤軸) FPS向け クイックトグルスイッチ
敢えてデメリットを挙げるなら、「キーがマット調なので指先の皮脂が付きやすい」という事でしょうか。それも、定期的にメンテナンスをしておけばいい事なので、大きなデメリットではないでしょう。
ASUS ROG 「STRIX Scope TKL 赤軸」は、テンキーレスの日本語配列ゲーミングキーボードという事ですが、キー軸が赤軸という事もありPCゲームだけではなく、長時間の入力作業を行う方にもオススメ出来るキーボードです。
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最終更新日:2023/04/27
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