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マウスがチャタリングして困る!接点復活剤で直す方法を解説

マウスがチャタリングして困る!接点復活剤で直す方法を解説 パソコン・周辺機器の掃除・メンテナンス

マウスのクリックが反応しない」や「すぐにダブルクリック状態になってしまう」、または、「ドラグ&ドロップしていても、すぐに解除されてしまう」など、マウスの反応がオカシイという方がいるのでは。

ブラウザを移動させようとしても途中で移動が止まってしまったり、文字を行単位で選択した状態になるトリプルクリック状態になってしまったり。

マウスのクリックが意図しない動きをすると、非常にストレスが溜まりますよね。

たぶんそれは、マウスがチャタリングを起こしている現象なのでは。そこで、マウスがチャタリングをして困っている人向けに、接点復活剤を使って直す方法を解説します。

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マウスがチャタリングしているとはどんな事なのか?

マウスのクリック操作には、シングルクリックやダブルクリック、ボタンを押しっぱなしにして操作するドラグ&ドロップがあります。

要は、マウスのクリック操作が正常に出来なくなってしまった状態の事を「チャタリング」と言います。

マウスがチャタリングを起こすとどんな症状が出るのか
マウス操作をするさいに、シングルクリックしたはずなのに、ダブルクリックになってしまったり、ドラッグ中にボタンを押しっぱなしの状態が解除されて、途中でドロップした状態になったりします。

マウスのクリックボタンには、マイクロスイッチと呼ばれるスイッチが使われています。

常にクリックされることで、経年劣化したり、スイッチ内部の接点部分に汚れが溜まったりして、正常にスイッチの接触(クリック)を判断出来なくなっている状態に。

こうなってくると、スイッチを押した状態で接触が途中で解除されたり、再度接触した状態になったりと、正常な状態ではなくなってしまいます。

マウスのマイクロスイッチに接点復活剤を使って直す方法

KURE コンタクトスプレー(300ml) 接点復活剤

マウスがチャタリングを起こした場合に出来る対処方法として、マイクロスイッチ自体を交換マイクロスイッチの接点部分に接点復活剤を使って直す方法が考えられます。

マイクロスイッチ自体を交換出来れば、確実にマウスのチャタリングからは解放されるのですが、ハンダ作業や使われている同じマイクロスイッチを入手するなど、修理の難易度が高いのがネックかと。

マイクロスイッチが交換出来るタイプのマウス」も販売されていますが、一般的なマウスだとやはりそのような仕様になっていないです。

それなら、もう少し簡単にマウスのチャタリングを直せる方法として、マイクロスイッチ内部に接点復活剤を垂らして正常動作するようにする方法が簡単なのでは。

ここで使用するのは、コンタクトスプレーという接点復活剤になります。

MX ERGOのマウスのカバーを外す

MX ERGOのマウスのカバーを外す

今回チャタリングを起こしたマウスは、ロジクールのトラックボール「MX ERGO」ですが、2年半程毎日作業時には使っているので、まあマイクロスイッチが不具合を起こしても当然ですね。

他のマウスでもほぼ同様の手順なので、置き換えて読み進めて貰えれば。

マウス内部にアクセスするには、マウスカバーを外さなければいけないですが、このMX ERGOの場合は6カ所ネジ止めしてあります。

MX ERGOに使用されているネジ形状

このロジクールトラックボールMX ERGOのネジは、星型のネジなのでトルクスドライバーを使う必要があります。

ベッセル トルクスドライバー

トルクスドライバーのT6で、マウスカバーのネジを外していきます。

マウス内部のフラットケーブルを外す

MX ERGOマウス内部のフラットケーブルを外す

MX ERGOのマウスカバーを持ち上げると、基盤とフラットケーブルが繋がっているので、フラットケーブルを引き抜いて外します。

フラットケーブルが外れたら、マウス基盤が見えてくるので次に進みます。

マイクロスイッチに接点復活剤を垂らす

マウス内部のマイクロスイッチ

マウス内部の基盤が見えたら、マウスホイール左側のマイクロスイッチに接点復活剤を垂らしていきます。

写真の白いボタンを押しながら、その中に接点復活剤を垂らすのですが、実際に垂らす量はごくわずか。

マイクロスイッチに接点復活剤を垂らす

別のところで一度接点復活剤を噴射して、赤いノズルに残った液を垂らす程度です。

実際のマイクロスイッチ内部の接点部分は、スイッチ手前側になるのでしばらく立てておいてもいいかもしれないですね。

MX ERGOトラックボールのマイクロスイッチ

白いボタン部分からマイクロスイッチ内部に染み込ませて、自然と内部に接点復活剤が接点部分になじむように、マイクロスイッチの白ボタンを数十回カチカチと押し込みます。

あとは、マウスを元通りに組み立てていくだけです。

マウスのチャタリングが直っているか確認

マウスのチャタリングが直っているか確認

マウスを元通り組み立てたら、ボタンをクリックしたりしてマウスのチャタリングが直っているか確認します。

これだけで、結構な確率でマウスのチャタリングが直るのでは。

この接点復活剤を使用してもマウスのチャタリングが「直らない」「改善が見られない」場合には、マイクロスイッチ自体を交換するしか方法が無いでしょう。

まとめ:マウスのチャタリングで困っているなら試してみる価値あり

マウスがチャタリングを起こした場合に出来る対処方法として、マイクロスイッチ自体を交換マイクロスイッチの接点部分に接点復活剤を使って直す方法が考えられます。

接点復活剤を使ってマウスのチャタリングを直す方法は、かなり簡単に試せて効果が高いので、マウスのチャタリングに困っている方は、一度試してみる価値は十分にありますよ。

最終更新日:2024/01/15

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