業務では、ほぼデフォルト状態で使用されているMicrosoft Officeですが、家庭などのパーソナルな環境で使うにはそのライセンス料の高さがネックとなっています。
また、表計算のエクセル、文書作成のワード、プレゼン資料作成のパワーポイントなど、これらで作られたファイルをMicrosoft Office以外の製品で編集するさいに大事になってくるのが高い互換性。
そのMicrosoft Officeと高い互換性を兼ねながら、ライセンス料もリーズナブルなMicrosoft Office2016対応の互換性の高いWindows用オフィスソフトがソースネクストより販売されました。
そのオフィスソフトは、Thinkfree office NEO。実際にどれ位互換性があるのか試してみました。
(追記)
2018年9月に、バージョンアップされたThinkfree Office NEO 2019が販売されました。
エクセル代わりのCell
Excelでの表示
まずは、本家Microsoft Officeのエクセルファイルを読み込んだ画像です。ちなみに、Excel Online上でにあるキャッシュフロー計算書のテンプレートファイルを読み込んでみたところです。
エクセルでは、定番的に使われるSUMやSUBTOTAL関数などが使われています。また、UPPER(TEXT(FiscalYearStartDate,”m月”))なども、セルの部分には入力されています。セルの背景色やセル幅、フォントサイズやフォントカラーも定義されているファイルです。
では、これをエクセル代わりになる、Thinkfree office NEOのCellで読み込んでみます。
Cellでの表示
先程のエクセルファイルを、Thinkfreeoffice NEOのCellで読み込んでみました。ほぼ遜色無い、互換性を保った状態で表示されています。エクセルファイルで使われている、関数計算もしっかりとされています。
操作もほぼ違和感無く使えているので、かなり互換性は高いと思います。また、複数のエクセルファイルを参照して、一つの表を作っているファイルでも問題無く表示されていたので、もうこのCellで十分な感じです。
ワード代わりのword
Microsoft Wordでの表示
まずは、本家Microsoft Officeのワードファイルを読み込んだ画像です。ちなみに、Word Online上でにある旅行プランナーのテンプレートファイルを読み込んでみたところです。
フォントサイズやフォントカラー、図が挿入されていたり、縦書き表示されていたりする部分もあるファイルです。では、これをMicrosoft Word代わりになる、Thinkfree office NEOのwordで読み込んでみます。
wordでの表示
先程のワードファイルを、Thinkfreeoffice NEOのwordで読み込んでみました。若干、表示にズレがあります。全体的に、行間のポイント幅が高くなっているようです。
と、ここまで書いておいて、実際にMicrosoft Wordで表示させてみると遜色ありませんでした。逆に、MicrosoftのWord Onlineの方がズレて表示されています。Thinkfreeoffice NEOのwordで読み込んで表示させてる方が、互換性が高いとは驚きです。
パワーポイント代わりのshow
Microsoft PowerPointで表示
まずは、本家Microsoft PowerPointのファイルを読み込んだ画像です。ちなみに、PowerPoint Online上にある授業スケジュールのテンプレートファイルを読み込んでみたところです。
では、これをMicrosoft PowerPoint代わりになる、Thinkfree office NEOのshowで読み込んでみます。
showで表示
先程のパワーポイントのファイルを、Thinkfreeoffice NEOのshowで読み込んでみました。見た目も操作感も、ほとんど違和感がありません。このshowに関しても、高い互換性を持っているようです。
PDFファイルを読み込み編集
実は、エクセル・ワード・パワーポイントのファイルを読み込んで編集出来るだけではありません。PDFファイルをcell・word・showで読み込み、編集する事も可能です。
元のPDFファイル
読み込ませるPDFファイルです。画像に文字が入った、良く見かけるPDFファイルです。これを、Thinkfree office NEOのwordで読み込んでみます。
PDFファイルを読み込んで表示・編集
先程のPDFファイルを、Thinkfreeoffice NEOのwordで読み込んでみました。フォントが変わっているようですが、後は違和感が無くレイアウト表示されています。図の部分も、しっかりと挿入されている状態です。
これなら、PDFファイルの再編集もしっかり出来そうです。
まとめ
マイクロソフトオフィスと高い互換性を持つThinkfree office NEO。2018年9月に、バージョンアップされたThinkfree Office NEO 2019が販売されました。
Office2016にも対応しており、本家の販売価格より相当安く購入出来るのも魅力です。また、1ライセンスにつき同一家庭内なら3台まで利用出来るのも財布にも優しいところです。
ちなみに、自分はWidows7とWindows10の環境にインストールしましたが、どちらでも問題無く使用する事が出来ています。
また、ノートパソコンのスペックはCPUがCeleronで5年以上前の物ですが、それでも動作が重くなる事も無く使えています。ちょうど2017年10月10日にOffice2007の延長サポートが切れるので、その乗り換えにこのソフトを選択してみるのもオススメです。
コメント