最近では、パソコンチェアの種類にゲーミングチェアという物が増えています。
ゲーミングというネーミングが付いているので、ゲームをする場合に使うチェアかと思われがちですが、パソコン作業時でも使われる機会も。
ゲーミングチェアですが色々なメーカーが販売し、販売価格もピンキリとなっておりどのゲーミングチェアも同じように見えてしまうのも悩む部分。
他のゲーミングチェアと差別化を図るために、スピーカーを内蔵したゲーミングチェアがGTRACINGから販売されています。
そんな、スピーカーを内蔵したGTRACINGから販売されているゲーミングチェア「GT890」のレビューになります。
ゲーミングチェアを販売しているGTRACINGとは?
ゲーミングチェアを販売しているメーカーで良く目にするのが、AKRACINGやDXRACER、そして、GTRACING。
AKRACINGやDXRACERは、どちらかと言うとゲーミングチェアの中では高級路線。
逆にGTRACINGは、これら2メーカーと比べると格安路線です。
そんなGTRACINGは、2011年に中国で創業しゲーミングチェアに特化したメーカーとなります。
「中国で創業」と聞くと安かろう悪かろうというイメージが沸くかもしれませんが、高級路線のAKRACINGも「中国で創業」となっているので、そんな悪いイメージは払しょく出来るのでは。
さらに、Amazonでのゲーミングチェア販売台数No.1を記録するなど、ゲーミングチェアの選択肢に入ってくるメーカーと言えます。
GTRACINGゲーミングチェア「GT890」のレビュー
GTRACINGゲーミングチェア「GT890」の特長
「GT890」の最大の特長は、ゲーミングチェアにスピーカーが内臓されている部分。
Bluetooth5.1接続でワイヤレス接続が可能となっています。
Bluetooth内臓のPCやスマートホン、専用のUSBアダプタ(別売・Bluetooth送信用)を使用することで、PS4/PS5/XBOX/SWITCHなども接続可能となっています。
GTRACINGゲーミングチェア「GT890」の寸法規格・仕様
GTRACINGゲーミングチェア「GT890」の寸法規格サイズ一覧で、大体の寸法サイズは把握できます。
ただ1点、アームレストの高さが記載されていないので、実物から測定した実測値も記載しておきます。
このアームレスト、座面下の接続部分から約26cm(一番したに下げた場合)で、一番うえに上げた場合で33cm。
チェアー座面を一番下に下げた状態で、さらにアームレストを一番下げた状態だと、床から約58cmです。
GTRACINGゲーミングチェア「GT890」の組み立て
ゲーミングチェア「GT890」を組み立てるにあたり、必要になってくる道具は梱包されているダンボールを開梱するのに必要になってくるハサミ又はカッターのみです。
六角ボルトを締め込むための六角レンチは同梱されています。
GTRACINGゲーミングチェア「GT890」の梱包は大きい・重量がある
GTRACING「GT890」の梱包が届いた状態。
重量にして約20Kgもあり、梱包サイズも超大きいです。組み立て前のゲーミングチェアが入っているので、当然と言えば当然な梱包サイズ。
大きさの比較用に持っている中で一番大きいトラックボールマウスのLogicool「MX ERGO」を置いていますが、ただの小さいマウスに見えますね。
難解パズルのように部品が詰め込まれている
梱包されてるダンボールを開けると、ゲーミングチェア「GT890」の組み立て部品がところ狭しと詰め込まれています。
一応念のため、どのように詰め込まれていたか写真を撮っておくといいかもしれないです。
ゲーミングチェア「GT890」の組み立て部品を全て出した状態
あの梱包ダンボールの中に、これだけのゲーミングチェア「GT890」の部品が入っています。
今迄多くのチェアーを組み立てているので、個人的には部品点数が明らかに多いと感じませんが、初めてチェアーを組み立てる方にとっては、こんなに部品点数が多いと感じるのでは。
ゲーミングチェア「GT890」には、組み立てるときに使う軍手も付属しています。
ゲーミングチェア「GT890」座面裏
ゲーミングチェア「GT890」の座面裏です。
既に六角ボルトが16ヵ所取り付けてありますが、この全てを取り外して組み立て部品を取り付けていきます。
ガスシリンダーを支える部品やアームレストを取付ける部分、オットマンの固定部品の取付けなど。
「GT890」を組み立てる上で、一番面倒なところです。
座面と背もたれの取付け
「GT890」の座面に部品の取付けが終わった状態です。
しっかりとした座面になっていますね。
「GT890」の座面と背もたれの取付け部分になります。
リクライニング調整用のレバーが、この部分に付いています。
背もたれを取り付け出来れば、ほぼ完成した状態になりますね。
ゲーミングチェア「GT890」の完成
ヘッドレストとランバーサポートを取付けたら、ゲーミングチェア「GT890」の完成です。
見た目や座り心地などは、低価格路線のGTRACINGの製品ですが何も問題はありません。
座ってからのぐらつきなど、気になるところも問題無し。
座面も柔らかすぎず、硬すぎずの個人的にはちょうどいい具合です。
ゲーミングチェア「GT890」の気になる点
内蔵スピーカーの音質
ゲーミングチェア「GT890」最大の売りである、ゲーミングチェアに内臓されているスピーカー。
たぶん多くの方が気になるところなのでは。
普段自分は、PCに「Amazon Echo Show5」をBluetooth接続してスピーカー代わりに使っています。
小さいスピーカーながら、低音などもしっかりと効いてくれます。
しかし、同じようにBluetooth接続させる「GT890」のスピーカーは中高音域は割と出ていますが、低音域が足らない印象。
極端に言ってしまえば、低音域がスカスカに感じてしまうので、例えばPCゲームでFPSなどをしようと思うと低音域が足らないせいで、臨場感が物足りなく感じてしまうのでは。
特にPCゲームでFPSをする目的で、ゲーミングチェア「GT890」を使用しようと考えているなら、ちょっとガッカリするかもしれません。
ただ、作業等でBGM代わりにスピーカーから音楽を楽しむという軽い使い方なら、問題なく使える範囲です。
アームレストの上下幅(高さ)
寸法規格・仕様の部分にも記載していますが、ゲーミングチェア「GT890」のアームレストの取付け位置(高さ)が低すぎて、アームレストを一番高くしてやっと手が置けるぐらい。
このアームレスト、座面下の接続部分から約26cm(一番したに下げた場合)で、一番うえに上げた場合で33cm。
個人的には、アームレストに肘を置きながらタッチタイピングやマウス操作をしたかったのですが、まったく使い物にはならない状態です。
アームレストを一番高くして軽く肘が置ける程度なので、一番低くしたら当然のごとく肘がまったく置けないです。
アームレストの高さがあと約5~6cm程度高ければ理想的。
ランバーサポートの耐久性
ゲーミングチェア「GT890」に付属してくるランバーサポート。
ランバーサポートがあるか無いかで、ゲーミングチェアに座っている時の快適さが変わってくるので、非常に重要となってきます。
1日8時間以上使っていると、1週間程度でランバーサポートのへたりを感じてきます。真っ平まで凹んでしまう程では無いですが、長期間使うには少々こころもとないです。
あくまでもどれ位の頻度で、どれ位の時間使うかで耐久性は変わってきます。
まとめ:気軽に音楽を楽しめるのがゲーミングチェア「GT890」
GTRACINGのゲーミングチェア「GT890」は、Bluetooth接続のスピーカーが内臓されているのが特長。
ゲーミングチェアとしての作り自体はしっかりしているので、長時間の作業でもしっかり体を支えてくれるので、腰などへの負担を軽減してくれます。
個人的に気になる点もありますが、これらの点が気にならない方にとっては非常にオススメのゲーミングチェアになるのでは。
ゲーミングチェアとしての基本性能は、問題無いレベルです。
最終更新日:2023/02/27
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