自作PCケース内をLED発光するケースファンで装飾し、その光り方を自分好みにカスタマイズし楽しむ事が出来ます。ただ、有名パソコンパーツメーカーのアドレサブルRGB仕様のPCケースファンだと、1個当たりの値段が少々高いのが痛いところ。
そこで、自分にとってはよく分からないメーカーから、アドレサブル仕様の120mmPCケースファンがAmazonで3個1セット販売されていたので、早速購入してPCケースに取り付けてみました。
購入したのは、Novonestの「アドレサブル仕様の120mmPCケースファン(ARGB/PWM7分岐コントローラー付き)」の風向きや風量、取り付け方、LEDの光り方など疑問に思っている部分などをレビューします。
Novonest「アドレサブルRGB仕様120mmPCケースファン」のスペック
マザーボードにアドサブルRGBピン(2個)とファンピン(2個)が付いている物で、直接PCケースファンを接続するとマザーボード側のピンが足らなくなります。
しかし、このセットだとアドレサブルRGBとPWMを分岐7分岐できるコントローラー付属で、各マザーボード主要メーカーのLED制御に対応と記されています。
LED電圧 | 5V |
LED電源コネクタ | 3pin(+5V-D-G) |
LED控制 | 5V ADD-RGB コネクタ |
ファン電圧 | 12V |
ファン電源コネクタ | PWM 4PIN |
風量 | 21.7-49.7CFM (each) |
ケーブル長さ | 60cm |
ノイズ | 16.1-27.7db.A |
スピード | 600-1700rpm±10% |
寿命 | 40000H |
ファンサイズ | 120×120×25mm |
重量 | 1個当たり 150g |
有名メーカーのアドレサブルRGB対応のPCケースファンだと、1個で2,000円程度する事が多いので、3個用意しようとすると6,000円になるのでコスパだけ考える非常に高いです。
Novonest「アドレサブルRGB仕様120mmPCケースファン」のレビュー
梱包・内容物
Novonestの「アドレサブル仕様の120mmPCケースファン(ARGB/PWM7分岐LED制御コントローラー付)」は、意外と小さい黒いパッケージになっています。
パッケージを開けると、箱の中にギュウギュウな状態でPCケースファンや付属品などが収められていました。
- ファン3本1セット
- ファン固定用テーパーネジ4本×3
- ARGB/PWM7分岐LED制御コントローラー
- ケーブル結束バンド×3本
思った以上に同梱物が多く、ファン固定用ネジが個別になっているのは意外でした。結束バンドは明らかに数が足らないと思いますが。
PCケースファンの中央には、「upHere」ロゴが入っています。
ケーブル長やコネクタ部分を確認
PCケースファンから伸びている、PWMコネクタターケーブルとアドレサブルRGBコネクターケーブルの長さを測定してみました。
スペック表には60cmと書かれていましたが、実測すると約55cm程度しかありません。ただし、ケーブルがこれだけ長いので余程大きなPCケースでなければ、ケーブルの取り回しに苦労する事は無さそうです。
逆に、ケーブルを束ねて隠す方が大変かもしれません。
写真のようにPCケースファンから伸びているのは、3ピンタイプのアドレサブルRGBコネクターと4ピンタイプのPWNコネクターになっています。
ARGB/PWM7分岐LED制御コントローラー
セットで付属してくる、アドレサブルRGB/PWM7分岐LED制御コントローラーです。コントローラー本体からSATA電源を差し込むコネクターやマザーボードのアドレサブルRGBピンやPWMピンに接続するためのコネクターが付いています。
また、マザーボード自体にアドレサブルRGB制御が付いていない場合に、単独でLED発光パターンを制御する用のリセットスイッチがコントローラーから伸びています。
アドレサブルRGBコネクターやPWMコネクター差し込み口は、このような形で隣り合っていて形状が違うので、間違って差し込んでしまう心配は無さそうです。
ちなみに、写真左側から伸びているのが、マザーボードへ接続するアドレサブルRGBコネクターとPWMコネクターです。実測でケーブル長約63cmでした。
電源用のSATA電源ケーブルコネクターと、LED発光パターンを手動で変更出来るリセットスイッチです。
初期動作確認で試しに接続してみた
実際にPCケースに組み込んでから初期動作確認をして「初期不良でした!」という事がないよう、PCケースに組み込む前に動作確認をしてみました。
ついでにいうと、どう見てもこのPCケースファンには風が、どう動くようになっているのか印がありません。取扱説明書にも記載が無いので、実際に動かしてみて確認してみると、PCケースファンの「upHere」ロゴ方向へ風が向かうようになっています。
パソコンの電源を入れると順番にLEDのカラーが変わっていきましたが、リセットスイッチを3秒以上押すと、マザーボードメーカーのLED制御ソフトで発光パターンを変更する事は出来ました。
PCケースに実際に組み込んで制御
実際にPCケースファンをPCケース内部に組み込んでいきます。まずは、1つはPCケース内へ吸気するために、「upHere」ロゴがPCケース内から見える形で取り付け。
残り2個は、PCケース上部から排気する形の「トップフロー」型でケースファンを取り付けるので、PCケース内部から「upHere」のロゴが見えない形で取り付けます。
LED発光パターン変更用リセットスイッチは電源部分へ
LED発光パターンを手動変更するためのリセットスイッチは、目立たないように電源部分に取り出しました。特別手動でLED発光パターンを変えたいわけではなく、LED制御ソフトに同期させたいので。
Novonestの「アドレサブル仕様の120mmPCケースファン」の発光具合
パソコン起動直後のNovonest「アドレサブル仕様の120mmPCケースファン」の発光具合ですが、特別LED発光が暗いなど悪い感じはしません。
販売価格を考えると逆に、この光り方ならコスパ最高かもしれません。
マザーボードのLED制御ソフト(ASUSマザーならAura)に同期させて、LED発光の仕方をレッドで同期させてみました。全然問題ないですね。
ケースファンとしての性能(風量や静音性)
本来のPCケースファンとしての目的である風量や静音性ですが、悪くはないレベルです。ケースファン制御ソフトでの回転数をみると、最大で1,653RPMで最低が515RPMとなっています。
流石に回転数を最大にすると「うるさい!」となりますが、通常使用であればそこまで気になる程ではありません。ただ、ファンの風に手をかざしてみた感じでは、風量は少し弱い感じがします。
最大の問題点
やはり最大の問題点は、マザーボードのLED制御ソフトと同期させるには、パソコン起動後にリセットスイッチを3秒以上長押ししなければならい点です。
やはり、毎日毎回この操作をするのは面倒なので、LED制御ソフトと同期させたい方は別のコントローラーを用意いた方がいいです。
アドレサブルRGB仕様のNovonest 120mmPCケースファンまとめ
Novonestの「アドレサブル仕様の120mmPCケースファン(ARGB/PWM7分岐コントローラー付き)」を実際に購入してPCケースに取り付けてみましたが、PCケースファン単体としての性能などは、コスパが高いと言えるレベルです。
ただし、マザーボードのLED制御ソフトでLED発光パターンを制御したいという方の場合、ファン単体を購入して別途ARGB/PWM分岐コントローラーを用意した方がいいでしょう。
毎回、リセットスイッチを3秒以上押すのも面倒なので。
今回レビューしたNovonestの「アドレサブル仕様の120mmPCケースファン(ARGB/PWM7分岐コントローラー付き)」よりも、非常にLED発光が綺麗なアドレサブルRGBのPCケースファン「Cooler Master MasterFan MF120 Halo」があります。
とても綺麗にLED発光するので、華やかなアドレサブルRGB LED PCケースファンを探している方にはオススメですよ。
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