Windowsノートパソコンを購入した後に、「思った以上に動作が重い」「Windowsの起動に時間が掛かる」「使いたいアプリが動作しない」などのように、ノートパソコン選びに失敗したという方も多いです。
販売価格が安いWindowsノートパソコンがあるので、ついその安い方に目移りしてしまいがちですが、ただ安いというだけでWindowsノートパソコンを選んでしまうと、ただの安物買いの銭失いになってしまいます。
Windowsノートパソコンを賢く、そして、間違いなく購入するためには、そのWindowsノートパソコンを使用する目的に合ったタイプの物を選択しなければなりません。
そこで、Windowsノートパソコンを購入するさいに、失敗しない選び方のポイントを解説します。
Windowsノートパソコン選びで失敗しないポイント
最近では、販売価格の安いWindowsノートパソコンが販売されていますが、安易に販売価格だけで購入を決めてしまうと、まったく使い物にならなかったり、目的のアプリが動作しなかったりと失敗しがちです。
どういう目的でWindowsノートパソコンを使用するかによって、Windowsノートパソコンを選ぶポイントが変わってきます。
その選ぶポイントによって、Windowsノートパソコンの能力や価格が大きく変わってくるので、ここは慎重に選ばなけらばなりません。
ノートパソコンという性質上、購入したら替えが効かないパーツがあるので、その替えが効かないパーツがWindowsノートパソコンを選ぶ上での最大のポイントになります。
ノートパソコンを選ぶポイントで重要なCPU/内臓ストレージ(SSD・HDD)/メモリを分かりやすい物に例えて説明しているので、どういった物かイマイチ分かっていないという方は、下記記事を参考に理解を深めておくといいです。
ノートパソコンのCPUを選ぶポイント
Windowsノートパソコンのスペックを決定する最重要なパーツがCPUになります。
このCPUは人間で例えると頭脳の部分にあたり、この能力が高いCPUを搭載したノートパソコンはそれだけ処理を早く終わらせる事が出来ます。
デスクトップパソコンの場合、このCPUを後から交換する事が可能です(メーカー製デスクトップパソコンの場合は、この限りではありません)が、ノートパソコンに限ってはほぼCPUを交換する事が不可能です。
そこで、ノートパソコンを選ぶ上でどのCPUを搭載しているかが、Windowsノートパソコンを選ぶ上での最大のポイントとなります。
Windowsノートパソコンの使用目的が、インターネットの閲覧(動画の再生にはもっと上のCPU能力が必要)や文書の作成程度であれば、「Celeron」でも十分ですが「Atom」は絶対に選ばない方がいいです。
色々な処理をする上でCPUが「Atom」の場合、確実にボトルネックになり処理が遅くなるからです。
インテル「Coreシリーズ」のCPUには、「Core i9」「Core i7」「Core i5」「Coer i3」の4種類があり、数字が大きいほど性能が高いCPUとなってきます。
もちろんCPUの性能が高くなっていく分、ノートパソコンの価格が高くなってきますので、予算との兼ね合いで決めていく必要があります。
今現在であれば、「Core i5」「Coer i3」のCPUを搭載したWindowsノートパソコンであれば、大きく困ることは無いでしょう。
ノートパソコンの内臓ストレージ(SSD・HDD)を選ぶポイント
内蔵ストレージの容量で、ノートパソコンの中に保存できるデータの量が決まります。少し前までは「HDD」や「ハードディスク」などと呼ばれていました。
最近のノートパソコンでは、HDDの他にSSDを搭載したモデルが登場しています。
SSDは、今までのHDD(ハードディスク)よりもデータの読み書きが非常に高速で、ノートパソコンの起動スピードやソフトウェア立ち上げスピード、ファイルのコピーなど全般的な処理速度が高速になります。
SSD内臓のノートパソコンとHDD内臓のノートパソコンであれば、確実にSSD内臓タイプの方をオススメします。
実際の起動速度が早くなるのはもちろん、体感速度も確実に早くなるので、一度SSD内臓のノートパソコンを使ったら、体感速度が著しく劣るHDD内臓のノートパソコンには戻ることは出来ません。
さらにノートパソコンに保存しておきたい容量が多く必要な場合は、外付けHDDなどの外部ストレージを活用する方法があります。
ノートパソコンのメモリ容量を選ぶポイント
Windows10ノートパソコンで、インターネットでサイト閲覧や文章作成をするだけであれば、最低8GBのメモリを搭載したモデルでも何とかなる場合もあります。
しかし、写真編集や動画編集をする目的ならば、最低でも16GBのメモリを搭載したモデルは必要です。
画像や動画編集を快適にしたい場合には、32GB以上あると安心して使用する事が出来ます。
実際には、ノートパソコンで使用したいソフトウェアによって推奨されるメモリ容量が異なるので、どれ位のメモリ容量が必要になるかは事前に確認しておく必要があります。
メモリは購入後に増設する事が出来ますが、ほとんどのノートパソコンでメモリの挿すスロットの数は2つとなっています。
ノートパソコンの液晶サイズを選ぶポイント
ノートパソコンの場合、液晶モニターの大きさで本体サイズも決まってきます。
もちろん液晶モニターが大きい方がノートパソコンで作業はしやすくなりますが、その分サイズが大きく重くなるので持ち歩きはしにくくなってきます。
持ち歩いて使用する事が多い場合には、13インチ程度の液晶モニターサイズが一番持ち運びしやすいです。
逆にほとんど持ち運んで使用する目的が無い場合には、17インチ程度の液晶モニターを搭載したノートパソコンを選んでおくと作業性は格段に上がります。
ノートパソコンにMicrosoft Officeが付属しているかで選ぶポイント
Windows搭載のノートパソコンを選ぶさいに、同等のノートパソコンでもMicrosoft Officeが付属しているかによって大きく価格が変わってきます。
エクセルやワードをそのノートパソコンで使用するかでも選択肢が変わってきますが、別途Windowsパソコンを持っているかでも選択肢が変わってきます。
Microsoft Officeは、後から別途購入してインストールが出来るソフトウェアで、特にパソコンを2台以上持っている方なら、Microsoft Officeがプリインストールされていないタイプを選ぶ選択肢があります。
価格も下がりますが、Microsoft 365 Personalという製品があります。
サブスクリプション型(月払い/年払い)のソフトウェアになりますが、1つのアカウントで無制限にパソコンにインストールができ、5台で同時利用が出来るという製品になります。
最新のoffice製品が使える上に、最大5台まで同時利用ができることを考えると、複数台のパソコンを持っているなら、断然このMicrosoft365 Personalを後からインストールして使用する方がメリットは大きいです。
さらに、クラウドストレージであるOne Driveで1TBの容量が使用出来るようになるのは、最大のメリットとも言えます。
Windowsノートパソコン選びで失敗しないポイントのまとめ
Windowsノートパソコンを購入するさいに、失敗しないための選び方のポイントを解説しました。
特にCPUはノートパソコンの能力を決める上で最重要なパーツで、ノートパソコンの場合はこのCPUを後から交換する事が出来ないので、真っ先に優先して考える必要があるポイントです。
液晶モニターサイズによってノートパソコン本体サイズも変わってくるので、持ち運びの有無や頻度で選ぶ必要があります。
後は、内蔵ストレージの種類や容量、メモリの容量、Microsoft Officeのプリインストールの有無で選択肢を絞っていったら、「Windowsノートパソコンの購入で失敗をした!」という事が無くなるでしょう。
オススメ HPでオススメのノートパソコン
ひょっとしたら、Windows10ノートパソコンの使用目的から考えると、デスクトップパソコンの方がいい場合もあります。
そんな時は、「デスクトップPCとノートPCの違いは何?目的別・用途別の選び方を解説!」を参考にして、本当にノートパソコンでいいのかの判断材料にしてみるといいですよ。
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最終更新日:2023/03/10
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