ロジクール製品の中で、フラグシップモデルに位置されるMASTERシリーズ。そのMASTERシリーズは、製品名の頭に「MX」が冠されています。
そんな、ロジクール製品で「MX」が冠されたテンキーレスメカニカルキーボードが「MX MECHANICAL MINI(KX850CL)」です。
フルサイズキーボードの「MX メカニカルキーボード」から、見た目の質感や機能性などをコンパクトに凝縮した、ワイヤレステンキレースキーボードの「MX メカニカルキーボードMINI」をスペックや特長を交えながら製品レビューしていきます。
ロジクール MX メカニカルキーボードMINI(KX850CL)のスペックや特長
スペック
対応OS | Windows、macOS、Linux、Chrome OS、Android |
キー配列 | 日本語配列(JP) / 78キー |
テンキー | 無し(テンキーレス) |
接続方式 | 2.4GHz無線(USB専用レシーバー) / Bluetooth |
本体サイズ | 幅約312.6mm × 奥行約131.5mm ×高さ約26.1 |
重量 | 約612g |
バックライト機能 | 有り(1色) |
キースイッチ | メカニカル |
キー軸 | リニア(赤)/クリッキー(青)/タクタイル(茶) |
キーロールオーバー | – |
アンチゴースト機能 | – |
マクロ機能 | – |
メディアキー | ファンクションキーと併用 |
オンボードメモリ | – |
キーピッチ | 約19mm(実測値) |
キートップの大きさ | 約12mm(実測値) |
キーストローク | 3.2mm |
アクチュエーションポイント | 1.3mm |
メーカー保証 | 2年間 |
発売日 | 2022年6月 |
ロジクール MX メカニカルキーボードMINIは、打鍵感の違いで3種類のキー軸(リニア/クリッキー/タクタイル)で展開されています。
今回、キー軸はリニア(赤)でレビューしていきます。
特長
ロジクール MX メカニカルキーボードMINI(KX850CL)は、ロープロファイルスイッチを採用したワイヤレスキーボードで、付属のUSBドングル(LogiBolt)を使っての2.4GHzワイヤレス接続、Bluetooth接続に対応しています。
関連記事 「Logi Bolt対応デバイスを接続(ペアリング)する設定方法!」
メカニカルキーボードということで、打鍵感やキー入力の気持ち良さ、長時間使用するうえでの腕や手・指などへの疲労度にもいい影響があります。
また、テンキーレスキーボードよりもさらにコンパクトな作りになっているので、デスク上を最大限に使いたいという方には最適なキーボードなのでは。
関連記事 「テンキーレスキーボードのおすすめ7選!コンパクトなのでデスクが広く使える」
ロジクール MX メカニカルキーボードMINI(KX850CL)のレビュー
同梱・付属品
パッケージ中面にEasy-Switchの使い方が記載されている
パッケージを開封すると、蓋の中面にEasy-Switchの使い方が記載されています。
これを使用することにより最大3台のデバイスで、MX メカニカルキーボードMINI(KX850CL)を使いわけることが出来るようになります。
見た目など
MX メカニカルキーボードMINI(KX850CL)の見た目になります。
キーボードの下に同じロジクールのG913TKLキーボードが置いてありますが、奥行や横幅などMX メカニカルキーボードMINI(KX850CL)がコンパクトな作りになっているのかが分かるのでは。
キーボードのトップパネルにはアルミの素材が使われており、剛性が保たれているようです。サラサラとした質感でマットな色合いのキートップ。
一般的なテンキーレスキーボードとMX メカニカルキーボードMINIの比較
先程と同じロジクールのG913TKLキーボードとMX メカニカルキーボードMINI(KX850CL)を並べて置いみました。
ワイヤレスでメカニカル、そして、ロープロファイル仕様と性能部分ではかなり似通ったキーボードですが、ファンクションキー位置やカーソルキー周りは独特なキー配列になっているのが分かるのでは。
独特なキー配列
一般的なテンキーレスキーボードよりもコンパクトな作りとなっているMX メカニカルキーボードMINI(KX850CL)は、キーボード右端が独特なキー配列となっています。
deleteキーやhomeキー、endキー、pg upキー、pd dnキーが配置されています。
キー軸はKailh(カイル)製CHOC V2
メカニカルキーボードの性能を決定するキー軸は、Kailh(カイル)製のCHOC V2のキー軸が採用されているようです。
Kailh(カイル)製CHOC V2のキー軸は、キーストロークが3.2mm、アクチュエーションポイントが1.3mmとなっています。
また、キー軸の耐久性は5,000万回となっています。
まあ、若干アクチュエーションポイントが浅めで、耐久性は一般的なキー軸ですね。
ロープロファイルキーとしては、キーの軸部分が+字になっているので、キートップをはめ込んでもグラつきにくくなっているのはいいところです。
個人的な評価
デザイン性
デザイン性:
デザイン的には、コンパクトな作りでキートップ全体が本体を埋め尽くしているので、せっかくのアルミトップがほとんど見えないため、チープ感は否めないです。
ただし、安っぽく見えるかと言われるとそうでは無いが、販売価格から考えると高級キーボードっぽくは無いかもしれません。
静音性
静音性:
MX メカニカルキーボードMINI(KX850CL)のキー軸がリニア(赤軸相当)という事もあり、静音性はかなり高いです。
しかし、メカニカルキーボードという特性上、まったく音がしないということは無いです。静かなオフィスでのタイピングでも使えるレベル。
操作性
操作性:
MX メカニカルキーボードMINI(KX850CL)はキー配列が独特な部分(特に右端)もあるので、deleteキー等をよく使う方だと少々扱いにくいと感じる部分もあるかもしれません。
ただし、ファンクションキーや右端のキーは、Logi Options+でキーバインド(役割設定)ができるので、自分好みに設定変更したら使いやすくなるのでは。
キーストロークが3.2mmでアクチュエーションポイントが1.3mmと浅く、一般的なタイピング目的のキーボードと考えると初めは誤入力が増えるかもしれません。
ただ極端に浅いアクチュエーションポイントではないので、キー入力を続けていくと慣れてくるのでそこまで問題になるレベルではないでしょう。
機能性
機能性:
ロジクール独自のUSBドングル(Logi Bolt)で、パソコンのUSBポートに接続したらすぐに使えるのはいいところ。
さらに、Bluetooth接続とLogi Bolt接続合わせて最大3台のデバイスと接続できるマルチデバイスに対応し、Easy-Switchで簡単に切り替えられます。
また、複数PC間でシームレスで画面移動できるLogi Flowに対応しているので、機能性としてはかなり高いです。
耐久性
耐久性:
メカニカルキーボードの核となるキー軸は、Kailh(カイル)製CHOC V2。
キー軸の耐久性自体は、一般的なキー軸の5,000万回と同等ということで特別感は無いですが、メカニカルキーボードということで、他のキースイッチ方式のキーボードと比べると耐久性は高めでは。
まとめ
デザイン性:
静音性:
操作性:
機能性:
耐久性:
総合評価:
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最終更新日:2023/12/27
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