そろそろサブPC用にコンパクトなWindows10 PCを自作しようと思っていた時、ASRock Intel H310搭載ベアボーンPC「DeskMini 310 Series」が気になり実際に色々パーツを吟味していました。
ある程度パーツ選定して合計金額を出してみた後、ふとBTOパソコンサイトを見ていると「DeskMini 310 Series」が採用されていました。
少しだけカスタマイズして合計金額を出してみると、今回に関しては「自作するよりBTOの方が安い!」という事に。ちょっと前までは、BTOパソコンよりも自作でパーツを選定した方が安いと思っていたので、ちょっとした驚きです。
本当にコンパクトなデスクトップPCの構成
簡単に画像編集(動画編集も出来なくはない)が出来る程度のスペックで良かったので、スペック的には「そこそこ」ですが、ポイントなのはコンパクトさです。
元々ASRock Intel H310搭載ベアボーンPC「DeskMini 310 Series」のコンパクトさが気になっていたので、これをベースに自作するつもりでパーツ構成を考えていました。
ASRock Intel H310搭載ベアボーンPC「DeskMini 310 Series」の仕様
公式サイト | ASRock DeskMini 310 Series |
メーカー型番 | DeskMini 310/B/BB/JP |
CPU | 第8世代/第9世代Intel®プロセッサーに対応(ソケット 1151)(最大TDP 65W) |
チップセット | Intel H310 |
メモリ | DDR4 2666MHz SO-DIMMスロット×2 (最大32GBに対応) |
ビデオ出力 | DisplayPort×1 / HDMI×1 / D-Sub×1 |
サウンド | マイクジャック付きヘッドフォン×1 / マイク入力×1 |
USB | 前面: USB 3.1Gen1Type-C×1 / USB 3.1Gen1Type-A×1 背面: USB2.0Type-A×1,USB3.1Gen1Type-A×1 |
ネットワーク | Intel Gigabit I219V LAN |
ストレージ | SATA3(電源コネクタ付き)×2 / Ultra M.2(2280)SSDスロット(PCIe Gen3×4/SATA6Gb)×1 / MicroSDカードリーダー(底部側)×1 |
本体寸法 | 80.0(幅)×155.0(奥行き)×155.0(高さ)mm |
特長
非常にコンパクトなベアボーンキットで、これ一つでマザーボード・ケース・電源が揃う事を考えると価格的にも非常に安価です。ベアボーンキットの販売元が、マザーボードで有名なASRockなので性能の面でも安心出来ます。
ただし、このベアボーンはUSB端子の装備数が少ないので、別途オプションのUSB端子を接続しておくといいかもしれません。また、Wi-Fiのネットワークカードも接続できるようになっているので、Wi-Fi接続を考えているなら、別途用意した方がいいです。
ビデオ出力端子が3種類用意されているので、デュアルディスプレイ(2画面出力)に対応しています。
コンパクトWindows10 PCの構成とパーツ毎の価格
ベアボーンキット | ASRock DeskMini 310/B/BB/JP | 約17,200円 |
CPU | Intel i3-9100 | 約15,100円 |
メモリ | シリコンパワー ノートPC用メモリ DDR4-2666(PC4-21300) 8GB×1枚 | 約5,000円 |
ストレージ(OS用) | シリコンパワー SSD 256GB 3D TLC NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 | 約6,000円 |
ストレージ(データ用) | Seagate Barracuda 2.5″ 1TB 内蔵ハードディスク HDD | 約5,400円 |
OS | Windows10 HOME 64bit | 約17,500円 |
USB2.0ポート 追加ケーブル |
DESKMINI 2XUSB2.0 CABLE | 約2,000円 |
合計 | 約68,200円 |
一応、サブPCの位置付けなので、モニターやマウス・キーボードは含まれていません。
また、Officeもこの構成の中には含まれていませんが、既にMicrosoft 365を持っている(インストール無制限・同時使用5台)のでそれをインストールする予定。
パーツ毎の価格は、執筆(2020年5月19日)時点Amazonでの販売価格です。
ベアボーンキット ASRock DeskMini 310/B/BB/JP
CPU Intel i3-9100
第9世代 Intel i3-9100は、4コア4スレッドでキャッシュが6MBとなっており、今自分が使っている第7世代 Intel i5-7500と同等以上の性能です。
最大TD65W迄対応しているので、i5-9400も選択肢になってきます。
メモリ シリコンパワー ノートPC用メモリ DDR4-2666(PC4-21300) 8GB
「ASRock DeskMini 310/B/BB/JP」で使用出来るメモリは、デスクトップPC向けでは無く、ノートPC向けSO-DIMMメモリになるので、その点は注意が必要です。
ある程度ゆとりをもって画像・動画編集したい場合は、最初から8GB×2枚構成の16GBにしておいた方がいいです。
ストレージ SSD(OS用)
「ASRock DeskMini 310/B/BB/JP」には、M.2スロットが1基搭載されており、コンパクトなケースなので余計な配線を増やさないように、OSインストール用として256GBのシリコンパワー SSD 256GB 3D TLC NAND M.2 2280 PCIe3.0×4を選択。
ストレージ HDD(データ保存用)
2.5インチのHDDをデータ保存用として。
ある程度余裕を持った画像・動画編集をするなら、SATA接続のSSDで容量が2TB程度は選択しておいた方がいいです。
USB2.0ポート追加ケーブル
USB端子の装備数が少ないので、別途オプションのDESKMINI 2XUSB2.0 CABLEを追加しておくといいかもしれません。
OS Windows10 HOME 64bit版
価格の安いDSP版もありますが、パッケージ版との価格差がほとんど無く、逆にパッケージ版は公式サポートも付くので、価格差以上のメリットが無いのでWindows10 HOME 64bit版はパッケージ版の方。
ドスパラのBTOミニPCで同じ構成で販売されている
BTOパソコンを販売しているドスパラのミニパソコン(PC)で、ほぼ同じような構成で販売されていました。ストレージがSSDのみだったので、カスタマイズして1TBのHDDを追加。
マウス・キーボードが付属していたので、逆に外したら-1,000円となりました。
そして、消費税や送料などを足して合計を見ると約65,000円。先程、Amazonで販売されているパーツ合計金額が約68,200円なので、ドスパラのBTOで購入した方が約3,000円も安くなる事に。
これなら、ドスパラで購入した方がいいかなという事で、早速注文し3日後には発送され自宅に届きました。
ベアボーンキットのケース自体が小さいので、どれ位PC本体が小さいのか。レビューに関しては、下記記事をチェックにして下さい。
まとめ
自作PCを作るさいには、パーツ選定をしたりする時間も楽しい時間で、その選定したパーツを組み立てる時間も楽しいところです。ただ、自作PCを組み立てるさいの不具合リスクも当然ありますが、その分BTOパソコンより安く済むと思っていました。
しかし、ASRock Intel H310搭載ベアボーンPC「DeskMini 310 Series」をベースにしようと考えた場合、BTOパソコンを販売しているドスパラで「mini Magnate IE ミニ マグネイト IE SSDモデル」をカスタマイズしても、想定パーツ合計金額より安くなるので非常にコスパが高いです。
コメント