以前までTKLキーボードはそれほど多くはありませんでしたが、最近ではPCゲームの人気で(特にFPS)テンキーが無いTKLキーボードの販売数も多くなり、TKLキーボードの選択肢も多くなりました。
「テンキーが無いと数字入力の時に不便では?」と思われる方もいるかもしれませんが、全くそんなことは無く、むしろメリットしかないのではと考えています。
そこで、TKL(テンキーレス)キーボードを使うメリットとTKLキーボードを使うデメリットを解消する方法を解説します。
TKL(テンキーレス)キーボードとは?
まず、TKLキーボードのTKLはテンキーレスの意味で、一般的なキーボードの右側にあるテンキーが無いキーボードの事を表しています。
ちなみに、一般的にパソコンで使われるキーボードには、3種類のタイプが存在します。
上から順にキーボードの横幅が短く、コンパクトになっていくのが特長です。
上記写真を見てもらうと分かる通り、フルサイズキーボードとTKLキーボードではテンキー部分が有る無しで、横幅が変わってくるのが分かるかと。
まるまるテンキー部分が無い事で、約10cm程フルサイズキーボードと比べてコンパクトになっているのが、TKLキーボードの特長です。
関連記事 「テンキーレスキーボードのおすすめ7選!コンパクトなのでデスクが広く使える」
TKLキーボードは、このフルサイズと比べてコンパクトになっている事で、大きなメリットが出てきます。
TKL(テンキーレス)キーボードを使うメリット
では次に、TKLキーボードを使うメリットについて解説します。
メリット1:デスク上のキーボードが占有する面積が少なくなる
デスク上でキーボードが占有する面積が少なくなると、その分他の物を置く事が出来るようになります。
逆に狭いデスクだとフルサイズキーボードとマウスを置くと、他の物を置くスペースが無いという方もいるのでは。
特にパソコンを使っている「デスクが狭い」もしくは、「広く使いたい」という方には、TKLキーボードがオススメです。
メリット2:マウス操作のスペースが増える
フルサーズキーボードと比べて、約10cm程TKLキーボードは横幅がコンパクトになっています。
この約10cmのスペース分だけ、キーボードにマウスを近づけて操作する事が出来るようになります。
たった約10cmの幅ですが、その分マウス操作のスーペースを増やすことが出来ます。
メリット3:実はパソコン作業を長時間しても疲れにくい
先程、フルサイズキーボードの幅が約10cm違うと言いました。
実はこれが大きく影響していて、右手をマウス操作からキーボード操作に替える時、フルサイズキーボードだとテンキーがある約10cmの分だけ、右手・右腕を多く移動させています。
パソコン作業を長時間繰り返していると、この右手・右腕の往復を何度も繰り返している事になります。
当然その分だけ、腕に負担が掛かってきます。しかし、TKLキーボードだとマウスとキーボードの位置が近く出来るので、右手・右腕の移動が少なく済むのでしいてはその分だけ負担が減るという事につながります。
また、フルサイズキーボードだと体の横幅を超えている事が多く、マウス操作をしようとすると腕をさらに広げた状態で操作しなくてはならないです。
TKLキーボードだと横幅がコンパクトになっている分、腕を広げてマウス操作をしなくて済むようになりますが、マウスの位置を固定して使えるトラックボールマウスと組み合わせて使うと、パソコン作業の快適度は格段に上がります。
写真に写っているキーボードとマウスは、「Logicool G PRO Xゲーミングキーボード」と「Logicool MX ERGOトラックボールマウス」の組み合わせですが、右腕を動かす移動が最小限に限られるのでパソコン作業が非情に楽です。
もちろんPCゲームをする上でTKLキーボードだと、マウスが近くにあるのでゲームの操作性も上がりますよ。
TKL(テンキーレス)キーボードを使うデメリットと解決方法
当然、TKLキーボードを使う上でのデメリットも存在します。まあ、テンキーが無いという事になるので、数字入力に関する作業になりますよね。
デメリット:エクセル作業など、数字入力がメイン作業になる場合
キーボードにテンキーが無い最大のデメリットと言えば、やはり「数字入力が人によっては面倒」になるという点です。
ただ、敢えて人によってはと表現したのは、自分個人としてはフルサイズキーボードの右側にテンキーがある事にメリットを感じられないからです。
デメリットの解決方法の部分で、具体的に説明しますね。
デメリットの解決方法
TKLキーボードにはテンキーが無いという部分がデメリットなら、テンキーを別で用意したらいいです。
Excelでの作業に便利な[Tab]キーと、数字の入力に便利な[00]キーを搭載しています。
テンキーを別で用意するぐらいなら、フルサイズキーボードでいいのではと思うでしょうが、そうではありません。
具体的に言えば、どうしても数字入力作業多くテンキーがあった方がいいという場合、TKLキーボードの左側にテンキーを置いて「左手でテンキー操作をする」といいです。
詳しくは記事を読んでもらうと分かるのですが、左手でテンキー操作をして、右手でマウス操作をするようにすると、数字入力作業がメインの場合格段に作業効率が変わるはずです。
右手でマウスを常時握った状態で、左手で数字入力でき、さらに文字を打つ場合は近くにあるTKLキーボードを使うという流れになります。
まとめ:TKLキーボードはデメリットがほとんど無く、使えばメリットだらけ
パソコンを使う上で欠かせないキーボード。
最近では、TKL(テンキーレス)キーボードも多く販売されているので、選択肢も多くなってきました。
しかし、テンキーを別途用意し左手テンキー操作を覚えると、TKLキーボードのデメリットはほぼ解決します。
このように、TKLキーボードを使う方がはるかにメリットが多いので、数字入力作業が多いという方以外には、TKLキーボードがオススメです。
長時間作業でキーボード入力が疲れるという方には、下記記事が役に立つのでは。
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