今、QLCタイプのSSDが販売され始めて、価格の方も安くなり入手しやすくなりましたが、性能面から考えるとやはりTLCタイプのSSDの方が優れています。
信頼性や安定性、耐久性などを考えると有名メーカーのSSDを購入する事が鉄板ですが、元々ストレージメーカーとして有名なSegateから発売されている2.5インチサイズの「BarraCuda 120 SSD」。
そんな、高耐久性で絶対オススメの2.5インチSSD「Seagate SSD 1TB BarraCuda 120」のレビューになります。
Seagate「BarraCuda 120 1TB SSD」のレビュー
BarraCuda 120 2.5インチSSDのラインナップ
SATA 3D TLC 国内正規代理店品 ZA1000CM1A003
実際に購入したのは、「BarraCuda 120 SSD 2.5インチ」の1TBモデルですが、他の容量ラインナップがあります。
- 250GB
- 500GB
- 1TB
- 2TB
このように、4種類が容量タイプとしてあります。
1TBモデルで約13,000円(執筆時点)なので、記憶容量1GBあたり約13円という容量単価で、TLCタイプのSSDと考えると「BarraCuda 120 2.5インチ SSD」は非常にコストパフォーマンスがいいSSDと言えます。
BarraCuda 120 2.5インチSSDの紹介動画
BarraCuda 120 2.5インチSSDのスペック
フォームファクタ | 2.5インチ |
インターフェイス | Serial ATA 6Gb/s |
タイプ | 3D TLC NAND |
最高シーケンシャル読込み | 560 MB/s |
最高シーケンシャル書込み | 540 MB/s |
MTBF(平均故障間隔) | 180万時間 |
TBW | 600TBW |
メーカー保証期間 | 5年 |
メーカー公式サイト | Seagate Burracuda SSD |
パッケージ内容
「Seagate SSD 1TB BarraCuda 120」のパッケージケースは、かなりカッコイイです。(SSD性能などには、まったく影響しませんが)
製品保証書とSSD本体のみです。
Seagate SSD 1TB BarraCuda 120の見た目
「Seagate SSD 1TB BarraCuda 120」本体表面。
マットブラックな筐体にグリーンのロゴデザイン。結構カッコイイデザインだと思いませんか。ただ、ノートPCや外付け用として活用しようと考えていたら、このデザインは見えなくなりますが。
最近流行りの中が見えるデザインになっているPCケースの場合だと、このデザインが映えそうです。
「Seagate SSD 1TB BarraCuda 120」本体の裏面です。
普通のSerial ATA接続SSDの裏面ですね。
BarraCuda 120 2.5インチSSD 1TBのベンチマーク結果
「Seagate SSD 1TB BarraCuda 120」の性能測定のため、HDDやSSDのベンチマーク測定定番のCrystalDiskMarkで、実際のベンチマーク測定をしてみました。ついでに、HDDやSSDのストレージ情報表示で定番のCrystalDiskInfoでその情報も。
ベンチマーク測定した結果、シーケンシャル読込み465.5MB/s・シーケンシャル書込み461.6MB/sというスコアになりました。
今回ベンチマークを測定するさいロジテックのデュプリケーターに接続し、USB3.1でパソコンと接続してベンチマーク測定した結果になります。直接マザーボードへSATA接続すると、メーカー公表値通りの速度になりそうです。
これ以上の読込み・書込み速度が出ても、大きく体感速度的に違いは分からないです。
このベンチマーク結果だけみると、一般的なSerial ATAタイプのSSDとそこまで大差無く感じます。
上記画像のベンチマーク結果は、SumsungのSSD「2.5インチSSD 1TB 860QVO MZ-76Q1T0B」の物になります。
「Seagate SSD 1TB BarraCuda 120」はTLCタイプになりますが、QLCタイプの「860QVO 1TB」とベンチマーク結果だけで見ると大きな違いは見られません。
Seagate SSD 1TB BarraCuda 120とその他SSDとの違い
一般的なSSDの場合、書込み時にSSD毎に設定されているキャッシュを使い切ると、上記画像のように急激な速度低下を起こします。
しかし、「Seagate SSD 1TB BarraCuda 120」の場合、急激に速度低下を起こさずなだらかな傾向になっているのが分かります。
この書込み時のキャッシュを使い切った後の速度低下を起こした状態が、HDDに書き込むよりも遅くなる場合があるSSDが多いです。(QLCタイプが顕著)
特に書込み容量が多くなる動画ファイルなどを扱う作業をする機会が多い場合には、この書込み速度低下は非常に厄介ですが、この「Seagate SSD 1TB BarraCuda 120」の場合、一般的なSSDと比べて書込み速度低下を感じにくいSSDとも言えます。
まさに、動画編集やPCゲームなどを主目的で使用するのに向いたSSDとも言えます。
まとめ:「Seagate SSD 1TB BarraCuda 120」はコスパ・信頼性ともに高い
SATA 3D TLC 国内正規代理店品 ZA1000CM1A003
今回、「Seagate SSD 1TB BarraCuda 120」のレビューをしましたが、割安なQLCタイプと信頼性の高いTLCタイプではベンチマーク結果だけみたら大きな違いは感じられませんでした。
しかし、書込み量が多い作業を行うと大きな違いが出てくるので、動画編集やPCゲーム目的であれば十分「Seagate SSD 1TB BarraCuda 120」を選択する価値はありそうです。
当然、MTBF(平均故障間隔)やTBW、そして、保証期間が5年という事を考えると、コスパ抜群なSerial ATAタイプのSSDとも言えます。
更新日:2022/03/14
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